■ はじめに:才能より、“淡々と続けている人”に心が動かされる理由
世の中には、圧倒的な才能や、華やかな成功、瞬間的に注目を集めるような出来事が溢れています。しかし私は、そういったものを目にする時、どこか冷静な、少し距離を置いた視点で捉えてしまうことがあります。
一方で、たとえ目立たなくても、すぐに大きな結果に繋がっていなくても、10年、20年と、ただ“淡々と続けている人”の姿には、自然と深い敬意の念が湧いてくるのです。
その佇まいからは、「ああ、この人は、これを本当に信じているのだな」という、言葉にならない静かな確信のようなものが、まるで背中から滲み出ているように感じられます。
続けることは、特別な才能ではない。
むしろ、それは日々の誠実さと、自分自身や取り組む対象への静かな信頼が、時間をかけて積み重なった証なのではないか——私はそのように考えています。




