関係性

「わかり合う」の先にあるもの 〜“ありのまま”を許し合い、存在で響き合う関係へ〜

■ はじめに:「わかってもらえない」という、根源的な怖れ

「人と深く繋がりたい。けれど、本当の自分を理解してもらえないのではないか…」

「この想いが伝わらなかったらどうしよう。誤解されてしまったら、きっと深く傷つく…」

このような、他者との間に横たわる「わかり合えなさ」への怖れは、程度の差こそあれ、多くの人が心のどこかで抱えている感覚なのかもしれません。私自身も、特に若い頃は、自分の内側にある複雑な感情や考えをありのままにさらけ出すことに、強い躊躇を覚えていました。

しかし、様々な人間関係や自己探求のプロセスを通して、ある時ふと、こんな気づきが訪れたのです。

もしかしたら、「互いを完璧にわかり合う」ことを関係性のゴールにしてしまうと、その繋がりはかえって脆く、壊れやすいものになってしまうのではないか?

むしろ、「ありのままの互いを、ただ許し合う」ことを関係性の土台(前提)に置いたとき、初めて、より深く、本質的な繋がりが育まれ始めるのではないか?と。

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「変わったね」と言われた時。〜意志で生きる自分と、変化する人間関係〜

■ はじめに:「以前のあなた」を求める世界との、静かなズレ

自分自身の内なる声に耳を澄ませ、「真の自己」として、「意志」をもって選択する生き方へ——。

そんな風に、ご自身の在り方を少しずつシフトし始めると、これまで慣れ親しんできたはずの人間関係の中に、“微妙な、しかし無視できない違和感”が生まれ始めるものです。

周りの人から、こんな風に言われた経験はありませんか?

「なんだか最近、少し冷たくなったように感じるよ」

「前のあなたは、もっと周りに気を遣ってくれていたのに」

「付き合いが悪くなったんじゃない?」

こうした言葉に、戸惑ったり、少し寂しさを感じたり、あるいは「自分は間違っているのだろうか?」と不安になったりしたことがあるかもしれません。

しかし、私の視点から見れば——その違和感や周囲からの反応は、必ずしもネガティブなものではありません。むしろそれは、あなたが“誰かの期待や古い脚本に応える”生き方から、“自分自身の中心軸に戻り始めた”ことの、大切な証でもあるのです。

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