■ はじめに:「きっと変われる」と信じて踏み出した道、その先に待つもの

新しい挑戦を決意し、「旅」に出ると決めたとき。私たちの心のどこかには、こんな期待が灯っているのではないでしょうか。

「この道を進んでいけば、きっと何かが変わるはずだ」 「この試練を越えた先に、新しい世界が広がっているに違いない」

そして実際に、日常の中にあった小さな違和感に気づき、勇気を出して一歩を踏み出しただけでも、見える景色は確かに変わり始めます。

けれど——その道行きは、常に順風満帆な航海とは限りません。 歩みを進める中で、私たちは必ずと言っていいほど、ある種の壁、あるいは深い霧のようなものに直面するのです。

進むことに、ふと意味が見えなくなる瞬間。 あるいは、他の誰でもない、自分自身の内なる声が、最大の敵のように感じられる瞬間が。

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