なぜ私は“探究”を続けるのか?— TOSHIの思想の変遷と現在地

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1. はじめに

私は今、“探究”をテーマに、自分らしいビジネスや生き方を追求することを提唱しています。

でも、最初からこういう考えを持っていたわけではありません。むしろ、かつては短期的な成功を求め、効率的に稼ぐことを最優先に考えていました。そんな私がなぜ変わったのか? この記事では、私自身の思想の変遷と、その理由をお話ししたいと思います。

2. 起業初期:短期的な成功を追い求めた時代

会社を辞めて起業した私は、投資関連の教材やコンサルで収益を得ることに注力していました。収入は順調に伸び、月商100万円を超えることもありました。

それは「このビジネスに、本当に意味があるのか?」という疑問です。顧客の多くが「楽して稼ぎたい」という依存的なマインドを持っており、彼らが本当に成長しているのか、自立できているのかに疑問を感じました。そして、私自身も短期的な成功を追い求めることに疲れ始めていました。

特に印象的だったのは、あるクライアントとのやり取りです。その人は私の教材を買い、ある程度の利益を出していました。しかし、ある日こんなメッセージを送ってきたのです。

「これからもずっと儲かるように、具体的に何をすればいいですか?」

その瞬間、私は愕然としました。彼は「稼ぐ方法」だけを求めていて、自分で考えて行動することを放棄していたのです。

また、ある受講生は、教材の内容を一切読まずに「一番儲かる方法だけ教えてください」と連絡をしてきました。このようなやり取りが続くうちに、私は「これは本当に自分のやりたいことなのか?」と真剣に考え始めました。

3. 転換点①:アフィリエイト講座のジレンマ

そこで私は、新たな道を模索し、「濃縮ブログアフィリエイト講座」を開始しました。これは、受講生がアフィリエイトで成果を出せるように支援するプログラムです。

講座を開講して半年後、受講生の何人かは短期間で月数十万円を稼ぐようになりました。彼らの成功を見るのは嬉しかったのですが、その後に驚くことが起きました。

収益化に成功した受講生の多くが、アフィリエイトを辞めてしまったのです。

「稼げるようになったのに、なぜ?」と私は混乱しました。

ある受講生に話を聞くと、こんな答えが返ってきました。

その言葉に、私はハッとしました。彼らが本当に求めていたのは、「稼ぐこと」ではなく、「自分らしく生きること」だったのです。

実際に、講座修了後に別の分野でビジネスを始めた受講生が何人もいました。彼らはアフィリエイトで得たスキルを活かしつつ、「本当にやりたいこと」を見つけ直していたのです。この時、私は「人はお金だけでは満たされない。自分が何をしたいのか、何を大切にしたいのかを知らなければ、本当の意味で幸せにはなれない」と強く確信しました。

この気付きが、私のビジネスの方向性を大きく変えるきっかけとなりました。

4. 転換点②:長期的な自己実現へのシフト

私は「短期的な成功」よりも、「長期的な自己実現」に重きを置くべきだと考えるようになりました。

そこで、「濃縮ブログマスター講座」を立ち上げました。この講座では、単なるアフィリエイトの手法を教えるのではなく、受講生が「自分にとって本当に価値があること」を探究し、それを形にすることを目指しました。

ある受講生は、もともとアフィリエイトを学ぶために参加しました。しかし、講座の中で「自分が本当にやりたいことは何か?」を問い続けた結果、本業の会社員としての仕事にやりがいを見出し、会社の中で生きていく道を選択しました。今では、とても充実した生活を送っています。

 5. 探究哲学の確立:「答え」ではなく「問い」を大事にする

現在、私は「THE濃縮塾〖探究〗」を運営しています。

この塾では、ビジネスだけでなく、人生そのものを探究することを大切にしています。なぜなら、ビジネスはあくまで「手段」であり、その人の人生をより充実させるためのものだからです。

以前の私は「成功する方法を教える」ことにフォーカスしていました。でも今は、「自分自身の答えを見つけるプロセスをサポートする」ことに価値を感じています。

6. 現在の考え:「生き方そのもので背中を見せたい」

私は、知識やノウハウを提供することよりも、「自分の生き方そのものをメッセージにする」ことを大事にしています。

「成功したらこうしなさい」という指導ではなく、「私自身が探究し続ける姿勢を見せる」ことで、読者や受講生に何かを感じ取ってもらえたら、それが一番の価値だと思っています。

完璧な成功者を演じるつもりはありません。私は今も問い続けていますし、探究の旅の途中にいます。

7. まとめ

最後に、あなたに問いかけたいと思います。

もし、あなたも「本当に価値があること」を探究したいと思うなら、ぜひ一緒に考えていきましょう。

これからも、問い続け、実践し続ける。

それが、私が“探究”を続ける理由です。

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