
こんばんは、TOSHIです。
新しい自分になりたい。
それは、自然な欲求です。
しかし、
「変われない」と感じている人もいる。
なぜか?
今日は、その理由を、
少し深く、考えてみましょう。
心理学では、
「現状維持バイアス」
という言葉があります。
人は、変化を避け、
現状を維持しようとする。
本能的な傾向です。
慣れ親しんだ場所は、
心地良い。
いわゆる、
「コンフォートゾーン」です。
しかし、
そこに留まっていては、
成長はありません。
古代ギリシャの哲学者、
ヘラクレイトスは言いました。
「万物は流転する」
変化こそが、
この世界の、
唯一の不変の法則。
変化を妨げる、もう一つの要因。
それは、
「終わらせていない」こと。
何かを始めるには、
何かを終わらせる必要がある。
時間管理の基本であり、
人生の原則。
私たちに与えられた時間は、
1日24時間。
平等です。
新しいことに時間を使うには、
今、何かに使っている時間を、
空けなければならない。
当然のこと。
しかし、
「始める」ことばかりに意識が向き、
「終わらせる」ことを疎かにする。
すると、
変化は起こらない。
私自身、そうでした。
起業して10年、
明確な「終わり」を作らず、
次々と新しいことを始めていた。
結果?
停滞感。
ある時、
ふと気づいたんです。
自分のデスクを見渡すと、
何年も前のプロジェクトの資料が、
山積みになっている。
メールボックスには、
もう何年も連絡を取っていない人からの、
古いメールが残っている。
頭の中には、
とっくに終わったはずの、
過去の失敗や後悔が、
ぐるぐると渦巻いている…
これでは、
新しい何かが入ってくる、
スペースがない。
物理的にも、
精神的にも。
そう痛感したんです。
「終わらせる」ことを意識し、
過去のプロジェクト、
不要な人間関係、
古い思考パターン…
これらを、整理した。
すると、
前に進めたのです。
あなたも、
変化を求めているのに、
停滞しているなら…
「終わらせるべきこと」が、
あるのかもしれません。
何を手放す?
何を終わらせる?
それは、
あなた自身が決めることです。
実存主義の哲学者たちは、
言います。
自分の人生は、
自分で選択し、
自分で責任を持つ。
変化には、
「自己効力感」も必要です。
自分にはできる、
と信じる力。
信じられなければ、
行動できない。
さあ、
「終わらせる」ことから、
始めましょう。
メメント・モリ。
限りある時間、どう使う?
変化の波に乗りましょう。
追伸
変化の過程では、
「認知的不協和」
が起こることもあります。
新しい自分と古い自分のせめぎ合いです。
しかしそれは成長の証なのです。
恐れずに変化を起こしていきましょう。