こんにちは、TOSHIです。
古代ギリシアの哲学者アリストテレスの
哲学の中に
「人間のすべての行為の目的は幸福になること」
というのがあります。
「私たちは皆、
幸せになるために生きているんだよ」
とよく言われますが、
その源流は2000年以上前のギリシアに
あったのですね。
ここで「そうだよね」で終われない人は、
「じゃあ、幸福って何だ?」
となるでしょう。(私もそうなります)
ですが、これはこれで重要な問いですが
別の視点で
「なるほど」と思ったことがあります。
アリストテレスの師匠はプラトンですが、
理想主義的なプラトンに対して
アリストテレスは現実的だったと
言われています。
だから、お金を稼ぐこととか
地位や名誉を求めることを
否定していません。
その目的が「幸福になること」であれば
どんな行いも善なのです。
大金を稼ぐことだったり、
有名なインフルエンサーになることだったり、
そういった「成功」の先に
幸福があるのなら。
逆に言えば、
今取り組んでいることの先に
幸福があると確かに信じられるなら
苦しいことだって楽しいはずです。
苦しさに耐えかねて自殺するなんてことは
あり得ないですし、
そこまでいかなくても
つらすぎて鬱になるなんてことも
無いのではないでしょうか。
「幸福につながっている」確信が
日々の活動のエネルギーを生み、
そんな活動の一瞬一瞬が輝きます。
満ち足りて充実した時間を重ねるからこそ
本当に「幸福」を感じるのかもしれません。
「今やっていることが幸福につながると
信じられるからこそ
今この瞬間が幸福になる」
そういうことなのかもしれません。
自分のことを振り返るまでもなく、
苦しすぎて鬱になってりしたときには
たとえ、お金が稼げていたり
周囲から褒められたり評価されたりして
成果・結果が出ていても
「この先に確かに幸福がある」と
微塵も信じられませんでした。
逆に、まったく成果が出ていなくても
誰にも評価されていなくても
苦しい逆境を腐らずに
淡々と乗り越えたときには
「幸福に近づいている」確かな信念が
私の中にあったのです。