こんにちは、TOSHIです。
前回の記事では
インナーチャイルドについて
一つの事例をご紹介しました。
再掲します。
太郎は、自分にとって重要なことを
妻の花子が忘れると、
毎回ひどく腹を立てる。最近も、花子が太郎の大好きなビールを
買い忘れてしまい、
太郎はそのことにものすごく怒った。花子は、
「たかがビールを買い忘れただけで、
なぜそんなに太郎が怒っているのか」
理解できず、ぼうぜんとしてしまった。しかし、太郎にとっては
ビールを買ってきてくれなかったことは、
冷静でいられないほど
重大なことだったのだ。
前回は、
太郎側のインナーチャイルドについて
言及してみましたが、
今回は花子の側です。
太郎が花子を怒鳴りつけた瞬間、
花子は無意識のうちに
彼女のインナーチャイルドを通して
その状況を認識し始めました。
花子のインナーチャイルドからは、
太郎が大きな存在で、
花子について評価し決定する権限を
持っている人に見えています。
花子のインナーチャイルドは、
上から目線で独裁的な父親の姿を
太郎に投影しているのです。
そしてポイントは、
このことに花子は気づいていないということです。
太郎の側でも花子の側でも
双方でインナーチャイルドが反応しているので
「子どものケンカ」
みたいになってしまうのですね。