こんにちは、TOSHIです。
前回の記事では、
「自分はダメだ」「自分には欠陥がある」
という信念に対して、
「完璧主義」という歪んだ防衛戦略を
選択する場合がある
ということをご紹介しました。
実は、完璧主義だけが
歪んだ防衛戦略の選択肢ではありません。
それはどんな戦略かというと、
「あきらめて、何度も確認する」
です。
どういうことか?
たとえば、
恋愛のことだったとしたら
絶対うまくいかないような人を
敢えてパートナーに選ぶ、などです。
あるいは、
相手が我慢できなくなるような
面倒なトラブルをわざと起こす、
ということもあるでしょう。
最終的に、その相手との関係は破綻して
「自分はダメだ」「自分には欠陥がある」
という信念を確認することになるのです。
仕事においても
重要な仕事を先延ばししたり
だらだらと時間をかけたり、
敢えて「うまくいかない」状況を自ら招く、
ということになります。
この場合にも
「自分はダメだ」「自分には欠陥がある」
という信念を確認するのです。
ケガをしたときに、
傷口をわざと触って
痛みを確認するかのように
精神的な傷口にわざと触れるようにして
痛みを確認する、というわけです。
一番怖れていて、
最も感じたくない信念なのに
それを感じさせるように
自分から現実を残念な方向に
もっていってしまいます。
私自身の経験で言うと
営業の仕事をしていたときに
営業成績がふるわなくて
悩んでいた時期がありました。
「どうせ契約にならない」
と思っていて、
お客さんに対して不遜な態度をとったり
不快にさせるような言動を
私は敢えてやっていたのです。
これには自分ではまったく無自覚で、
先輩に指摘されて気づきました。
ネガティブな信念と
そこから生じる歪んだ防衛戦略は
やっかいなものです。
自分の取りがちな
歪んだ防衛戦略を知っておくと
振り回されるのを回避できるようになります。