こんにちは、TOSHIです。
今度の探究講座では
「歪んだ防衛戦略」
という内容を扱う予定です。
心が自分を守ろうとする
自然なメカニズムのことですが、
これがまた興味深いのです。
「人は傷つきたくないが故に
傷つかないように必死に努力し
行動する」
というのが、大原則だと
私は確信しています。
「傷つく」というのは
実は多くの場合は勘違いで、
「傷つくのではないか」
と怖れているだけなのですが。
こういう勘違いや怖れを生んでしまうのは
幼い頃に体験したことによって
刷り込まれてしまった信念です。
たとえば、
「自分はダメだ」とか
「自分には欠陥がある」とか
そんなふうな信念があるとします。
実際、私にはありました。
今もその信念は、無くなっていません。
このネガティブな信念を感じたくないので
必死になって努力するのです。
自分はもちろん感じたくないですし、
他人にも感じてほしくありません。
だから、「完璧主義」になりました。
これが歪んだ防衛戦略です。
ミスをしたり失敗したりすることは
絶対に許されない。
ミスや失敗は
「自分はダメだ」「自分には欠陥がある」
という証になってしまうから。
そして、他人から
「あいつはダメだ」「あいつには欠陥がある」
なんて思われるのは耐えられないから。
ところが完璧主義になると、
「完璧にできそうにないなら、やらない」
と、先延ばしをしたり
取り掛からなかったりしてしまいます。
すると、何も前に進まないし
何も成し遂げられないので
「自分はダメだ」「自分には欠陥がある」
という信念が実現してしまうのです。
今回は
「自分はダメだ」「自分には欠陥がある」
という信念に対して、
「完璧主義」という歪んだ防衛戦略を
選択する場合がある
ということをご紹介しました。
実は、完璧主義だけではないんですね。
それについては
また次回の記事でご紹介します。