こんにちは、TOSHIです。
前回の記事では
「正解を求める生き方」こそが
悩みやモヤモヤの根源だったことを
お伝えしました。
「正解を求める」というのは
「他人の決めた価値」に振り回されるだけで
「自分にとっての価値」ではなく
自分がないがしろにされているからです。
しかし、そこに気づくのは
私には決して容易ではありませんでした。
むしろ、奇跡です。
正解を求め続けて
「他人が決めた価値」に振り回され
そのことにすら気づかずに苦しんでいる、、、
そんな負のループの中に
今もまだいたとしても不思議ではありません。
私たちは皆、「他人が決めた価値」に従うよう
プログラムされていると言えます。
幼少期では親の決めた価値に従います。
これは死活問題ですから、当然です。
周囲の大人の価値、先生の価値など
教育の中で「他人が決めた価値」に従うことが
「正解」として強化されていきます。
そして、世間や社会。
社会常識と言われるもの、一般社会通念など。
さらにはメンターだったり、指導者だったり。
どこまでも「他人が決めた価値」に従うのが
「正解」で、これを疑うことはありません。
それが違うとなったら
また別の「他人が決めた価値」を求め
それに従うだけです。
……その繰り返しです。
そこには自分が不在ですから、
どこまでも納得できず、振り回されるだけなのです。
その渦中に私がいたとき、
そこに風穴を開けて、負のループから抜け出す
きっかけとなったのは
子どもが誕生したことです。
自分の子どもが誕生すること
自分自身が父親になることというのは
まさに奇跡的な体験だったのです。
「この子にどんな人生を歩んでほしいか?」
「自分はこの子と一緒にどう歩んでいきたいか?」
そんなことを初めて考えることになりました。
そんな視点は今まではまったく
持ち得なかった。
それが、ここで初めて。。
「自分のような人生は歩んでほしくない」
真っ先にそう思いました。
自分が生きてきた人生とは
「正解を求める生き方」のことです。
それは「他人が決めた価値」に振り回され
そのループの中でもがけばもがくほど
深みにはまっていくだけの人生のことです。
「自分の人生を歩んでほしい」
そう思ったのが「探究」の最初の一歩でした。
そのときに、自分が陥っていた
苦しみの負のループ構造のすべてが
クリアに自覚できたのです。