こんにちは、TOSHIです。
今回は【連載9】です。
THE濃縮塾に参加した方たちの
悩みやモヤモヤについて
ひとつひとつ詳しくシェアしています。
この連載も終盤に入ってきました。
もうしばらく、お付き合いください。
連載している悩みやモヤモヤの
全体をざっと挙げておきます。
・「自分を変えたいのに変えられない、、、」
・「『本当にやりたいこと』がやれていない、、、」
・「いくら学んでも不安がなくならない、、、」
・「本音を話せる仲間がいない、、、」
・「自分に自信がもてない、、、」
・「かつてのように頑張る気が起きない、、、」
・「自分を演じて良く見せるのに疲れた、、、」
・「『理想のお客さん』に出会えない、、、」
・「ある程度の成果は出したのに満たされない、、、」
・「このままでは後悔が残る、、、」
・「自分が本当は何をやりたいのか、わからない、、、」
・「何度も同じ問題に悩まされる、、、」
・「なんだかわからないけど、むなしい、、、」
前回の記事では
「『理想のお客さん』に出会えない、、、」
について扱いましたので、今回は
「ある程度の成果は出したのに満たされない、、、」
をシェアしていきます。
◎ある程度の成果は出したのに満たされない、、、
ビジネスや仕事などで
ある程度の成果・結果を出せたのに
満たされない。
充実感や達成感はあります。
その時は満たされた感覚があります。
が、一時的なもので
しばらくするとぽっかりと穴があいたように
むなしさが襲ってきます。
「さらに次の目標に向かって頑張ろう」
というのが一般的だし普通の感覚なのでしょうけど、
「じゃあ次は!」という気になれない。
気合を入れても、腹を括ろうとしても
どうにも「頑張ろう」という気になれない。
なんかとてもむなしく、
意味のないことのように思えてしまう。
でも、やらないといけない。
それに向かってこれまで頑張ってきたのだし。
その力もあるはずなのに。
こういったモヤモヤを抱えている方の中には
「ある程度の成果を出した」
という自覚のない方もいます。
「いや、これと言って結果なんて出せてない」
と思っていたりもします。
それは、今が停滞しているから
なおさらそう思えてしまうのかもしれません。
話を聞くと、客観的には
「それなりの成果」どころか
「かなりの成果」を出していることも
少なくありません。
私自身の半生は、この悩み・モヤモヤに
まさに呪いのように取りつかれたものだった
と言っても過言ではありません。
・京都大学への現役合格。
高校時代は青春の楽しいことすべてを犠牲にして
受験勉強だけに打ち込んできた、その成果です。
ところが、大学入学の直後に
ものすごい空虚感というか、むなしさというか
無意味な気持ちに襲われます。
その気持ちに耐えきれずに
誘われた新興宗教に入信して
自分で考えることを辞めてしまいます。
(この宗教からは半年で脱退しましたが)
・塾講師時代の最難関クラス担当。
学習塾講師にとって
最難関クラスを受け持つことは大きなステータスでした。
特に中学入試。
開成中学を筆頭に、御三家と言われる学校の合格を目指す
最上位の選抜された子たちが集まるクラス。
そのクラスの担当をするのが
塾講師時代の私の大きな目標でした。
私が30歳のとき
ついに、中学入試の最難関クラスを担当できました。
ところが、すぐにむなしくなり
無意味に感じ、踏ん張りがきかなくなりました。
もちろん、そればかりではなく
人間関係の問題やプレッシャーによるストレスなど
いろんなことがあったのも事実です。
夏の講習のある日、目は覚めているのに
まったく起き上がれなくなってしまいました。
「うつ病」と診断され、休職から退職へ。
あれだけ夢にまで見ていた最難関クラスを担当したのに
そのクラスを途中で放り出す形で
塾講師の職自体を失ってしまいました。
・ブログとメルマガで月収100万円。
会社員を辞めて、起業してからの話です。
大きな借金を抱えたり、セミナーや塾を転々としたり
本当に多くの苦労もしましたが、
結果的には順調にいった方だったのかもしれません。
起業してから1年後くらいには
月収100万円を達成していました。
投資関係の情報発信をしていて
ブログとメルマガで、読者に商品を売っていました。
アフィリエイトとか、自分のコンテンツ商品とか。
顔出しもしないし、何か売れば必ず買ってもらえるし
(次の商品の販売を待っているような人も何人かいました)
仕組みとしては、かなり上手くできたと思います。
新しい商品を仕入れて(作って)、販売するレターを書くだけ……。
それで安定して稼げました。
しかし、半年も続かずにむなしくなりました。
「何をやってるんだろう?」
無価値に思え、心に穴があいたような気分になり
やれば成果が出るのがわかっているのに
まったく行動できなくなってしまいました。
・ビジネス講座を運営して年商数千万
「次は億にいくぞ!」となって。
ビジネス講座もかなりうまくいった方
ではないかと思います。
私一人では募集から運営まで回すのが
大変になってきたときに、
仲間を募ってチームを結成しました。
ビジネスの仕組みを組織化して作ったのです。
年商にして数千万円まで伸び、
「次は億だ!」となったときに
私のモチベーションが急低下します。
無価値に感じるというか、虚無感というか、
「これを一生やっていくとか嫌だ」
という感覚でしょうか。
当然、私がこうなるとチームもビジネスも
うまく回らなくなってしまいます。
尽力してくれたチームメンバーには
本当に申し訳ないと思っています。
……
こうやって書いていくとキリがないので
大きなものだけざっと書きましたが、
私の生きてきた半生は
この繰り返しだったと言えます。
ある程度の成果を出したら満たされなくなる
「もっと頑張ろう」とは思えなくなる
どうにも「次の目標」というものが
むなしく無意味に思えてしまい、
まったく進めなくなってしまうのです。