こんにちは、TOSHIです。
今回は【連載７】です。
THE濃縮塾に参加した方たちの
悩みやモヤモヤをシェアしています。
そのシリーズの7回目となります。
このシリーズでシェアしている
悩みやモヤモヤをざっと全部挙げておきます。
・「自分を変えたいのに変えられない、、、」
・「『本当にやりたいこと』がやれていない、、、」
・「いくら学んでも不安がなくならない、、、」
・「本音を話せる仲間がいない、、、」
・「自分に自信がもてない、、、」
・「かつてのように頑張る気が起きない、、、」
・「自分を演じて良く見せるのに疲れた、、、」
・「『理想のお客さん』に出会えない、、、」
・「ある程度の成果は出したのに満たされない、、、」
・「このままでは後悔が残る、、、」
・「自分が本当は何をやりたいのか、わからない、、、」
・「何度も同じ問題に悩まされる、、、」
・「なんだかわからないけど、むなしい、、、」
前回の記事では
「かつてのように頑張る気が起きない、、、」
を扱いましたので、今回は
「自分を演じて良く見せるのに疲れた、、、」
についてシェアしていきます。
◎自分を演じて良く見せるのに疲れた、、、
「素の自分（ありのままの自分）に自信がない」
と、この悩みを表現する方もいます。
自分を大きく見せるために演じるのに疲れた。
演じ続けないといけないのがつらい。
まったく演じることもなく
素のまま、ありのままの自分だけで
他人と付き合っている、なんて人は
そうそうはいないと思います。
ほとんどの人は、多かれ少なかれ
何かしらの形で演じている。
相手にとって、その場にとって
最適な自分を演じているのかもしれません。
それが「社会で生きる」ということ
なのかもしれないですし、
人間は一人で生きられない以上
演じないと生きていけないのかもしれません。
ですが、それがあまりにも
現実とかけ離れていると苦痛になります。
つらくなります。
「偽っている」となると
罪悪感に苛まれてしまうかもしれません。
私はビジネス講座を長く主宰してきましたので、
これからビジネスに取り組もう、という方に
よく相談されることがありました。
それが、、、
「稼げてなくても『稼いでいる』って言わないと
いけないですよね？」
ということ。
ビジネス分野でなかったとしたら
「結果を出していなくても『結果を出している』
と言わないといけないですよね？」
となります。
こんな質問に対して、私は
「それでやっていってもつらくなって
続けられなくなるので、やめた方が良いですよ」
とコメントしたものです。
ですが、なかなか理解してもらうのは
難しいようです。
「実績がある」と言わないと売れない
信用してもらえない
じゃあ、嘘をつくのはどうなのか？
最初のうちは軽い気持ちで
大きなことを言ってしまえるかもしれません。
偽って、演じてしまえるかもしれません。
しかし、それを続けることは難しい。
というか無理だと私は思います。
自分が演じている「自分」と
本当の「自分」がまったく違うという現実。
この演技がうまくいって
信用してもらえればもらえるほど
もっともっとつらくなります。
それが虚構だと、
自分が一番よくわかっているのだから。
罪悪感でいっぱいになります。
性格をいつわって演じるケースもあります。
本当は、一人でいるのが好きな内容的なタイプなのに
懸命に社交的に振る舞って外向的であろうとする、、、
内向的な人は特に、
外向的な性格に憧れがある場合が多いので
この気持ちはよくわかります。
私も典型的な内向型です。
本心では
「演じないでも、自然体のままで
自分のことを認めてくれて、ついてきてほしい」
と思っていますし、それが理想なのです。
だけど、
演じないと、素のままの自分では
受け入れてなんてもらえない
と思っています。
私も塾講師からビジネス講座の講師まで
「指導者」を長いことやってきました。
その役割を演じてきたのです。
「理想の指導者」であろうとしました。
懸命に努力してきました。
「勉強がなんでもよくできる先生」
「ビジネスの成果を抜群に出している講師」
であろうとするばかりか、
「人間的にも完璧な指導者」であろう
そうでなければならない、
と信じ、
なかば強迫的に
なんでも模範的であろうとしました。
本当につらいし、苦しかった。
ストレスでいっぱいで、ヤケになって酒を飲んだり
散財せずにはいられませんでした。
実際の自分は「そうではない」ことを
自分自身が一番よくわかっているから。
自分が常に分裂している。
嘘の自分でいることに、罪悪感があり
気持ち悪さをいつも感じていました。
