こんにちは、TOSHIです。
私が大事にしていることに
アウトプットがあります。
価値を感じていることは他にもありますが、
アウトプットはかなり高順位です。
「アウトプットが大事」ということに
同意してくれる方は多いのではないでしょうか。
「インプットよりもアウトプットが大事」
なんてことも、言われたりします。
ただ、『どんなアウトプット??』となると
人によって曖昧だと思います。
そして、曖昧な人ほど
アウトプットが効果的にできていない、
もしくは大事だとわかっていながら
アウトプットができていない、
ということがあるようです。
私が大事にしているアウトプットは
【オープンなアウトプット】
とでも言いましょうか。
思っていること、考えていること
感じたことなどを
素直にありのまま言葉にすることです。
THE濃縮塾では
これは推奨していますし、
その訓練を日々やっています。
ちょうど、夏目漱石のこんな文章を見つけました。
少年時代の文章は……生半可なことを分りもしないで
『新国民』より夏目漱石
書き立てるよりも、自分の思つたこと、感じたことを、
すなほに、正直に書くのが一番好い。
文章の練習としてはそれが一番である。
漱石が言っているのは、
「少年時代の文章」のことですが、
その心は同じだと思います。
私たち現代人は
あまりにもアウトプットの機会が
失われてしまっています。
SNS等で簡単にアウトプットできる、
と思うかもしれませんが
そんなことはないでしょう。
あれは「正直なアウトプット」ではない。
「文章にしよう」として
言葉や表現をやっとのことでひねり出した
苦労の産物でもない。
私に言わせれば、
あれは単なる「あっ」とか「えっ」とかいう
【反応】に過ぎないように思います。
漱石もそう思うのではないでしょうか。
「生半可なことを分りもしないで」
というのも辛らつで良いですね。
私も「分かったつもり」や
「知ったかぶり」をして
偉そうなことを書いていたりしますので、
よほど気をつけないといけません。
きっと気分が良くなっているのは私だけで
読者であるあなたには
とっくに見透かされているでしょうから。