こんにちは、TOSHIです。
私はたくさんの相談を受けてきましたし、
今も日々多くの悩みを聞いています。
私は自分のことを「コンサルタント」とは
思っていないので良いのですが、
コンサルタント系の人に聞いてはいけないのは
「自分は何をしたいのでしょう?」
ということです。
「やりたいことがあって
その目的を達成するために、
こういうやり方をしようと思います
それについて意見をください」
こうやって質問をすると
かなり良い返答をもらえるはずです。
私自身がコンサルタントのような専門家は
このように使ってきました。
「やりたいこと」「成したいこと」は
大前提として、なければならないのです。
ところが、多くの人にとって
実はそこが一番の問題なのです。
わかっていない。
こんなことを言っている私自身も
自分のやりたいことなんて
明確にわかってはいませんでした。
だから「とりあえず」で
「これを為したい」「これを達成したい」と決めて
そこに向かって進んだのです。
もちろん、当然ですが
それで進んでいくのには限界があります。
「とりあえず」なのだから。
また次の「とりあえず」を設定し、
また次の……と
これをやれれば良いのですが、
そんなことをして自分を偽り続けると
精神を病んでしまうタイプの人間なのです。
残念ながら。
しかし多くの人は
「とりあえずお金を得よう、稼ごう」となって
いつの間にか「とりあえず」が曖昧になって
それ自体が目的になる人もいれば
精神を病むこともなく
「とりあえず」だけで一生を歩める人も
かなりいるようです。
それはそれで良いと思いますし
その人が幸せだったら何も言うことはありません。
その資格もありません。
私は30歳のときに気づきました。
1年契約の塾講師だったから、
というのも大きかったかもしれません。
来年どうなるか、わからない。
どんどん忙しくはなるけど給料は増えない。
生徒数は明らかに減っていて
状況は厳しくなる一方。
なのに、自分の体力はピークを過ぎていて
20代前半のような3日寝ないでもやれる、みたいな
そんな元気はなくて衰えを感じ始めている……
「とりあえず」が成り立たないことに
恐怖しました。
だからと言って
「なにをやりたいのか」「何を為したいのか」なんて
さっぱりわかりません。
そこからすごく苦しんで
迷走もしましたし、たくさん迷惑もかけました。
ようやく手がかりがつかめたのは
本当に最近になってからのことです。
でも、世界が違って見えますよ。
「空ってこんなに青かったんだ」
って思いました。
探究しましょう。