商品先物取引から始まった社会人生活【社会はなんて悪質なんだ】

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こんにちは、TOSHIです。

私が大学院を修了して
社会に出て最初に勤めたのは
商品先物取引の営業会社でした。

……なんでそんなとこに??

誰もが思う疑問でしょう。

私自身でも、そう思います。
なんて馬鹿なことを。何を考えていたんだか。

もちろん、周囲からも言われました。

商品先物取引なんて
悪い話は聞くことはあっても
良い話なんて聞いたことはありませんでした。

だからこそ、、、

私がひねくれていた
ということもおおいにあります。

しかし、一番には

「社会に仕事としてある以上は
何か立派な意義があるに違いない。
それを自分が広めるのだ!」

という甘い見通しでした。
ナメてるとしか言いようがないですな。

でも本気でそう思っていました。

ところが、実際に入社してみると
想像していた以上にブラックで。

朝は6時半ごろに出社させられ
タバコのヤニで臭い営業フロアから全部
掃除をさせられ、
ひたすら理不尽に怒鳴られながら雑用をさせられ
夜も21時くらいになってようやく解放される。

もちろん、そういう体育会系のノリも
ダメなわけではありません。
(今ではあり得ないでしょうけど)

そっちはそこまで問題ではないです。
大義があれば耐えられる。

しかし、、、

やっていることは「大人のゲーム」でした。

そこに大義なんてないし
「なんのためにやってるの?」
「やらない方が良いでしょ」
と思うものばかり。

当時の先物取引の業界構造は
利権にしか思えませんでした。
そこに善良な一般人を誘い込み沼に引きずり込む……

その悪魔の所業のようなことが
私たちの仕事だったのです。

「これが現実なんだ」
「これが社会なんだ」
「これが大人なんだ」

そう思って割り切ることも
多くの人には可能なのかもしれません。

ですが、私には
狂っているとしか思えず
大きな苦悩を生みました。

これが私の社会デビューの原点です。

同級生の皆と同じように
一流の大企業や、国家公務員とか
マトモなところに就職していれば
どれだけ違った人生だったんだろうかと
思わずにはいられませんね(笑)

せめて社会の、いや、そこまでいかずとも
誰か一人だったとしても役に立てる仕事をしたいし、

少なくともやればやるほど誰かを不幸にするような
そんな仕事は絶対にしたくありません。

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