こんにちは、TOSHIです。
私たちは
「自分のことは自分がよくわかっている」
と思っていますが、
実はそんなことはありません。
健康のことでよくこんなことが言われますが
私が言いたいのは身体のことではありません。
自分自身そのもののことです。
「私はこんな人間だ」
という、アイデンティティと言われるものです。
これはあくまでも一つの側面ですが、
私たちは過去からの延長上に生きています。
過去の経験があって
それを踏まえて今を生きている、
つまり今の自分が構成されている……
これは確定されたもの、と信じています。
「過去は変えられない」のだから。
しかし、実際には
けっこう過去の経験を忘れていたりします。
また、出来事自体は記憶にあっても
その解釈がズレてしまっていることもあります。
たとえば、私は過去に
宗教に入信していた、という話をしました。
ところが、このことは
すっぽりと私の記憶から抜け落ちていました。
記憶喪失とかではなくて
そこに光が当たっていなかったのです。
私にとって大きな体験だったにも関わらず
ものすごく重要度が低くなっていました。
この重要な体験をしっかり思い出したことで、
私は「自分の人生を大事にしたい」と
強く思っていたことに気づきました。
思い出す前までは
そこまで強い思いだったとは
認識していませんでした。
思い出してみると、
私が会社を飛び出すように辞めたことも
起業して行動量を多くして
ビジネスを軌道に乗せたことも
いろんなことが腑に落ちてきます。
迷いながら、苦しみながら歩んできた道が
実は一貫していたことに気づきました。
そうなると、今後どうしていけばいいのか
未来への指針がおのずと見えてきます。
過去の出来事や経験を振り返ることも
とても重要なことなのです。