次のゴールを目指す無限ループの不幸

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こんにちは、TOSHIです。

結果を出すことをゴールと思ってしまうと
それが悲劇を生むという話を
前回の記事では書きました。

今回もまた
違う角度から深めてみようと思います。

「結果にフォーカスしろ」
「結果を出さないと意味がない」
みたいな考え方というか価値観は
意図的に植え付けられているんじゃないか、
なんてことを思ったりもします。

陰謀論みたいですが……。

本当にうまくいっている人たちって
結果にフォーカスしていないはずです。

パッと思いつく有名人を見ても
みんなそうでしょう。

野球のイチロー選手も大谷翔平選手にしても
将棋の藤井聡太さんにしても
結果にフォーカスしているようには
まったく見えませんよね。

ビジネスでうまくいっている人たちもそうです。

私が知っている経営者たちでも
順調に事業を伸ばしている人は
必ずと言っていいほど
あまり結果を気にしていません。

結果に無頓着というわけではないですが
「結果はついてくるもの」という感じで
「結果だけがすべて」ではないです。

「結果がすべて」で行動している人で
事業を大きくしている人も中にはいますが、
そういう人は例外なく苦しそうです。
残念ながら、幸せそうには見えません。
今にもボキッと折れてしまいそうです。

話を戻しますが、
本当に成功している人たちに
何か成功法則があるとしたら、それは
「結果にフォーカスしないこと」
なのかもしれません。

そういう人たちが世界を支配しているとしたら、
支配される側の私たちには
間違った価値観を植え付けておきたいでしょう。

「結果にフォーカスしろ」
「結果が出なければ意味がない」
という、破滅的な世界観を。

……それは陰謀論っぽいですね。

結果にフォーカスして
何かのゴールを設定してしまうと、
そのゴールを達成した瞬間に
虚無感に襲われます。

達成感はありますが、充足感は無いでしょう。

私が大学合格をゴールにして
中3から高3までの4年間を
受験勉強だけに費やして、
第一志望に入れたときに味わったことです。

何のために生きているのか
さっぱりわからなくなりました。

そこから立ち直って
また次のゴールを設定して走る、
なんて気力なんてありません。

そんなことをやっていては
少なくとも幸福は感じられないはずです。

私たちがフォーカスすべきは
「やっていることそのもの」であり、その道です。

道を進んでいくこと自体に意義があり
どこかに辿り着くことは
あくまでも付随することにすぎません。

どこにも辿り着かなくても
それはそれで意味があることです。
そんなことは関係ないのです。

その道の探求こそ、意義があることで
探求こそが喜びなのです。

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