こんばんは、TOSHIです。
フラットであること、平等であること
上下関係のないこと、自由であること……
こういう価値観は
無条件で「素晴らしい」と思ってしまう、
そんなところがあるように感じます。
少なくとも、私はそうでした。
学校教育から始まって
社会に出て会社に勤めて
ずっと統制されて、管理されて
自分自身の自由を制限されて生きてきて
それが当然と思っていましたから。
だから、その反動や反発もあったのか
「フラットで水平的なのが良い!」
という価値観には、
すぐに飛びついたし理想だと思いました。
生き方を他人に決められるのが嫌だから
起業して自分でビジネスをするようになりました。
私がまったく未経験からビジネスを始めて
そこそこまで結果を出せるようになったのは
そのモチベーションが一番大きかったはずです。
その後は自分でも組織を立ち上げて
ビジネスをしていこうという流れにもなりました。
そこで目指したのが、
私が理想だと思っていたフラットな組織です。
権限は皆が平等に持っていて
意思決定もそれぞれが自由にできる
命令することもされることもない
参加するメンバーが皆等しく平等で
好きなことができて、嫌なことはやらなくて良い
そんな組織を目指しました。
、、、うまくいきませんでした。
なかなか決まらないし前に進まない。
どこに向かっているのかも
だんだんとわからなくなってしまいました。
皆が対等だとイケイケドンドン的なときは良いですが
流れが悪くなると、誰も強く引っぱれないので
どこに進んで良いか迷走することになります。
そして「皆それぞれ」の価値観だと
必然的に無責任を生んでしまいます。
だから、やはり垂直的な
旧来の指揮命令系統で動く
ピラミッド型の組織が良いと言いたいわけでは
まったくありません。
あれは人がそこにいるには苦しすぎる。
組織のための完全なる自己犠牲は
やはりおかしいと思うのです。
じゃあ、どっちなんだ!?
両方、だと思います。
垂直型も水平型も、どちらも必要です。
関わる人それぞれが人として尊重されて
自分自身の価値観で「幸せ」を追求できて、
それでいて組織としても
しっかりまとまって前に進んでいける
それは可能だと私は信じています。
どこまでも探究していきたいと思います。